2010年02月21日

獄中弾圧・テロと獄中闘争

全面スミ塗り・禁止攻撃を粉砕せよ

 福岡拘置所は、獄中テロや拷問にも屈せず闘う同志たちの闘いに打ちのめされ、また同志たちの獄中闘争が新たな獄中者の闘いへと波及することを目の当たりにし心底恐怖し、闘いの鎮圧と分断攻撃を強めてきている。新たな攻撃の一つが機関紙や出版物の全面スミ塗り・禁止攻撃であり、二つ目が長期・連続懲罰攻撃である。

全面スミ塗り攻撃弾劾

 福拘は、機関紙『解放』九四四号から全面スミ塗りにふみこんできた。東京拘置所では九四二号からすでに全面スミ塗りがおこなわれていることが判明している(本紙九四七号既報)。機関紙が獄中同志たちの闘いをつなぎ、他の獄中者(労働者人民)への波及力をもったものとして、敵は破防法攻撃(組対法弾圧)の一環としての機関紙破壊を明確に意識しふみこんできたのだ。
 これまで福拘当局は、自分たちに都合の悪い物はこっそり抜き取ったり、獄中者に告知しなかったり、「弁護士に返した」なるデマまで言いながら差し入れ妨害=閲読のみならず交付すらしないという禁止攻撃をしかけてきていていた。
 それが通用しなくなるや、「(暴行下手人の)顔写真を載せている」「(拷問を直接おこなった)職員の実名が掲載されている」と理由にならない理由でスミ塗りを開始した。そもそもわが同志たちをでっちあげで全国指名手配し、写真を張りめぐらしておいて、公然と暴行をふるった下手人の実名と顔写真が載れば、「職員が危険にさらされる」とスミ塗り=隠ぺいするなど絶対に許せない。
 そして今度は、「規律・秩序を害するおそれがある」「獄中・闘争を煽っている」とスミ塗りをドンドン拡大してきたのだ。そもそもこのスミ塗り攻撃は、獄中闘争のみならず、獄中でおこった事実そのものを知らせない攻撃であると同時に、スミを塗った該当箇所のみならず、機関紙のほかの記事も読めない、読ませないという攻撃である。そしてほかの箇所を読みたいなら「『スミ塗り同意書』に署名せよ」という。「スミ塗りを承諾する文書に同意しなければスミ塗りはしない。したがって文書は交付しない」「交付して欲しければスミ塗りを承諾しろ」というのである。福拘当局は、あくまでも「本人の同意を得て抹消した」という状況を強制しているのだ。
 またスミ塗りは『解放』にとどまらず、ビラの一枚一枚にまでおこなわれている。全学連大会議案書にいたっては、「該当箇所が多岐にわたり抹消すると内容が読めなくなる」「すべて・スミ塗りすると汚れて体をなさなくなるので禁止」と、意味不明の口実で閲覧不許可=禁止措置にしている。
 こうした新たな攻撃に対して.獄中同志たちは、弾劾をたたきつけ、さまざまな闘いを開始し、ひとつの闘いへと合流しようとしている。
 すぺての同志が、面接等で抗議しても、「法律にもとついてやっている」と居直るか、「議論しにきたんじゃない。決定を伝えにきた」と無視するだけだ。
 これに対し、直方署一七号同志は、十二月二十四日午後の通告をうけて、即、夕食、夕点検を拒否し、二十五日終日の点検拒否食事拒否を闘いぬいた。何のためのハンスト・点検拒否かを意思表示するために、点検の代わりに”差し入れ妨害に抗議する”と宣言し、四食のハンストを闘いぬいた。
 筑紫野署四七号同志は、差し入れがおこなわれ「審査中」の告知と同時に、担当に面接願箋を嬰求し、「面接願」の文字を消し「企画主席宛」と書き直し、「抹消に応じなければ交付しないというのは許し難い措置なので、その不当性を国賠で争う予定である。ついては福拘が抹消した箇所を私が確認し、弁護士と相談の上、争うことにする。よって福絢は自らの主張するところによって該当箇所を抹消し、私に『交付』することを求める」という要求をたたきつけた。企画主席が「同意書を書くのか」と確認しにくるが、同志が「同意書は必要ない」と弾劾すると、「わかった」と引き下がり、翌日抹消された『解放』が交付された。

事実が闘いを煽動

 また連続するスミ塗り攻撃に対し、該当箇所を確認するために、当局のスミ塗りを弾劾しつつ「同意書」で『解放』九四七号(十二月十五日付)を入手した同志に対し、ひとりの同志には全面スミ塗り、もうひとりの同志にはスミ塗りなしという事態が発生している。スミ塗り白身が煩雑な作業のため、うっかりミスが発生しているのだ。そのことを即座に手紙で弁護士に知らせると、担当があわてて飛んできて「塗ってなかったって?みせて」と確認するありさまである。同志が追及すると、書信係から聞いたことを認めた。
 そもそも九四七号は、シュプレヒコール決起にふれた報告記事であり、九三五号、九三八号、九三九号のシュプレヒコールの記事は一文字も消されていないどころか、「審査」対象にすらなっていない。すでにじっくり記事を読んだ同志は、さっそく面接要求で、反撃にうつる。「あんたらは九四四号以降、”ドンドンやろーぜと言っているから、スミ塗りだ”と言ってきた。しかし九四七号を見たらそんな表現ないじゃないか」と。事実をもって当局の理由そのものが嘘だということをつきつけた。事実が書いてあるだけなのだ。 ”事実”=福拘当局の獄中テロや弾圧そのものが闘いの原因だということだ。
 同志の追及に対し、当局は「状況が変わっているからだ。どんどんハンストやったり、点検拒否したり」という。この論理は、「(闘いの)事実そのものが治安の妨害になる」といって、一九一八年各地で米騒動が起こった記事の掲載を禁止した内務大臣水野錬太郎の言い分と同じ論理である。
 看守らは、同志たちの闘いに戦々恐々としており、ピリピリとした感を漂わせている。同志たちの闘いが波及し、昨年九月の受刑者の決起がそうであったように、新だな闘いがそこここからまきおこってくることに恐怖しているのだ。看守らは、自分らのまいた種で自分たちがより苦境にたたされていることを気づいてもいない。

超長期の懲罰攻撃ービデオで撮影しでっちあげ

 第二の新たな攻撃は、超長期の懲罰攻撃である。
 筑紫野署四七号、東暑二三四号、中央署五五号同志をはじめ、三十日間の懲罰攻撃を受けている。
 しかもねらい撃ち的な懲罰攻撃を加重している。十二月二十一日、筑紫野署四七号同志の棟の主任が、同志の懲罰中の着座拒否闘争に対して、いつものように「座ってろ」攻撃をおこない、その攻防中のできごとである。同志の徹底した闘いにしばらく「座ってろ」攻撃がなかったが、この日は福拘はあらかじめでっちあげをねらってのぞんできた。「強制給食に謝罪しろ」と弾劾すると、主任が担当に即座に「ビデオを持ってこさせろ」と命じ、別の職員がビデオを持ってきて同志の様子を一部始終撮影しはじめる。撮影がはじまると、それまで憎々しげに「座ってろ」と喚いていた主任は急に撮影向けの「説得」口調に変わり、その後年明けから、この攻防を口実に弾圧を加えてきた。
 一月十五日から筑紫野署四七号同志は、「指示違反 十二月二十一日午前十一時…安座等の受罰姿勢をとらずに同室内に立ち…職員の指示に違反し…」と「点検拒否」を理由に新たな懲罰攻撃を受けている。
 しかし同志は、「どれほど長期の懲罰をかけてこようとも『強制給食拷問、『保護房』内暴行に対する怒りと闘いを鎮圧することは絶対にできない、闘いがさらに強まるだけであることを福拘に思い知らせてやります」と戦意も新たに闘いに決起している。

性的攻撃と女性差別主義攻撃

 中央署五五号同志も、十二月から一月十七日まで三十日間の懲罰攻撃を受けている。少年としてはいちばん長いものだ。
 十二月二十二日の捜検時若い警備隊員(背の低い「細目のタツ」と呼ばれている、運動などの連行時に二回に一回担当する輩)が、捜検がはじまってドアに近づくなり殴りかかってきた。こいつはいつも同志を羽交い締めにしている輩である。そして、同志に対して性的暴言をもてあそび、また同志の母親への反革命憎悪と女性差別主義をむきだしにした差別言辞をあびせ、挑発・嘲ろうした。同志は腹の底からの怒りを表明し、大声で弾劾した。すると「細目のタツ」はまた殴りかかってきた。
 広島少年院や福島刑務所における性的攻撃・「凌虐」行為にも明らかなように.性的攻撃をとおした屈服の強要は、獄中において常套手段として行使されている。
 中央署五五号同志は、十二月十二日から十六日朝までのハンストに続き、年末から年始にかけ獄中の「病者」が長期「保護房」に入れられたことに連目抗議し、一月十二日から六日間の抗議のハンストを闘つた。
 当局は同志の闘いに相当あわてふためいた。いつもはヘラヘラした職員も真剣な目つきで対応した。ハンスト終了後は、警傭課長が毎日房の周辺をうろうろしていた。 「細めのタツ」は、しばらく同志の担当から外され、戻ってきたときにはおとなしくなった。
 捜検時の攻撃は、東署四五号同志に対してもおこなわれている。「靴下を脱げ」という攻撃だ。警傭隊長は「つぎ脱がなかったら連得するぞ」と脅しをかけてきている。若い同志たちへの攻撃を許してはならない。
 福拘当局が、若い同志を狙い撃ちにしている理由は簡単である。今回の獄中闘争は、少なからぬ経験の浅い若い同志たちによって牽引されている側面を重視しているのだ。われわれは、戦前治安維持法への敗北の突破を、獄闘上の総括を軸にたててきた。投獄されれば、何もできないと絶望して、転向・敗北してきた戦前−戦後の日本階級闘争の転換をかけ、投獄されれぱ今度は「獄中を戦場に」闘おうと呼びかけ実践してきた。この闘いが、獄中経験の少ない若い同志たちの力を解き放っている。そして「これまでこう闘ってきた」とする経験豊かな同志たちより、むしろ初逮捕の同志や獄中経験の少ない若い同志たちの「こんなことは絶対に許せない」という率直な怒りが、点検拒否・指印栢否・着座拒否など「一見地味に見える」闘いとして開始され、それがすべての獄中同志たちに波及し、新たな闘いへと発展し、福拘当局の消耗感を募らせているのだ。だからこそ取調官はじめ権力どもが「若いヤツは絶対潰す」と牙を剥いてきているのだ。

寒気を強制する福拘を群すな

 昨年、福岡拘置所のマークシート強制に対し、福岡県弁護士会人権擁護委員会から勧告が出たことをうけて、撤中同志たちはあらたに当局に面接要求をたたきつけ闘いを開始した。
 しかし内容はまるで判を押したような対応で、「前回と同じ面接をしているので回答は同じ」というだけで面接に応じようともしない。同志たちがたち去ろうとする担当を制止すると、「勧告やろ。勧告が出てるのは知っている。でも対応は変えない」と平然と言い
放ってきた。「弁護士会から『人権侵害だ』と言われているのになぜ対応を変えないんだ」と追及すると、「理由は言う必要ない。以上終わり」とさっさとたち去った。
 マークシートを拒否しているために、手袋やカイロなど買えないままである。外からの差し入れも認めていない。これは福拘の攻撃である。
 福拘は、暖房をいれないどころか、房に通風口をつくり、房内は外にいるのと変わらない状態を作り出し、獄中者に寒さを強制しているのだ。多くの獄中者がしもやけになっている。中央署五五号同志は、あかぎれで肉が裂け、ぞうきんも絞れないほどになっている。指十本中六本がしもやけになり、足も二本がしもやけになっている。こうして獄中者にさまざまな不利益、健康状態の悪化を強制しているのだ。
 ほかの拘置所では、マークシート以外の旧願箋による購入方法もある。しかし福岡拘置所は「勧告」後もマークシート以外での購入を認めていない。
 福岡拘置所はただちにマークシートを廃止せよ。

「十二日統一行動」の闘い

 東署一三四号同志に最初の獄中テロがおこなわれた昨年三月十二日にちなんで、毎月十二日の統一行動が獄中同志たちによって、点呼拒否・ハンストなどさまざまに闘いぬかれている。博多署二三五号同志は、十二月六日から八日間のハンストを闘いぬいた。
 こうした獄中の闘いに呼応して獄外では、獄中者組合通信員会の仲間たちが福拘弾劾の街宣行動や面会者や周辺住民へのビラまきで福拘当局のテロと闘うことを訴えてきた。十二月十二日は、情宣開始から十五分もたたないうちに、早良署のパトカー五台が取り囲んで妨害に出てきた。しかし情宣妨害を粉砕し、弾劾行動を貫徹した。本年一月十五日には、福拘周辺で街宣活動をおこない、獄中同志と連帯し、獄中テロや福拘のかずかずの抑圧にともに闘うことを訴えた。
 東京でも闘う会が情宣にたちあがった。
 福拘当局は、獄中闘争や獄外の福拘弾劾の闘いが波及していることを恐れ、スミ塗りや長期懲罰攻撃にうって出てきた。闘いがひき出した弾圧を粉砕してこそ、勝利を手にすることができる。獄内外の闘いをさらに攻勢的に闘い、弾圧粉砕-監獄解体にむけ闘おう。


(「解放」950号 獄中弾圧と獄中闘争)


posted by 三千光年 at 08:39| Comment(0) | 福岡拘置所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


           
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