2010年12月31日

空港廃港決戦の大爆発をかちとろう

11・26市東氏農地強奪粉砕裁判闘争を闘う

市東氏先頭とした断固たる闘いが敵の破産を強制―空港会社代理人が「南台41−9は占有していない」と決定的言辞

 十一月二十六日午前、市東孝雄氏の農地をめぐる二つの裁判が千葉地裁民事第三部(裁判長=多見谷寿郎)でおこなわれた。反対同盟を先頭に多くの労農水「障」学の闘う仲間が結集し、市東氏を原告とする「農地法二〇条一項による許可取消請求事件」という行政訴訟、つづいて市東氏を「被告」とする農地法判が連続して闘いぬかれた。
 最初の行政訴訟では、弁護団の追及する「四一−九問題(天神峰現闘本部脇の、空港会社が市東氏の賃借地と主張する土地を市東氏が一度も耕作したことがないという問題)と「不在地主問題」 (農地法によれば、住所地以外で農地は取得できない。その当時、空港公団[現空港会社]本社は東京にあった)について、県側は一切無視を決めこんだ。この居直りに対して、市東氏が原告席から「千葉県、逃げるなよ」と弾劾し、これに呼応して傍聴団からも弾劾が浴びせられた。
 つづいて、農地法裁判がおこなわれた。原告=空港会社代理人は、この裁判の前提そのものを「なしにする」ような決定的言辞を吐くにいたった。裁判長が、原告が「明け渡し」を要求」している「南台四一−九」についての見解を求めたことに対して、代理人は「現在は被告(つまり市東氏だ!)はその土地を占有しておりません」と、明言したのだ。
 この言辞は、敵がこの四年間、なんとしても市東氏の畑を強奪しようしてきた攻撃−−破綻した収用法では盗れないから、農地法を逆手にとって裁判所によって農地を強奪しようというもの−−の、その前提を自ら破壊するものだ。のみならず、〇六年の成田市農業委員会から千葉県農業会議、県知事(当時)堂本による「耕作権解除の許可決定」そのものが、「南台四一−九」という、そもそも市東氏親子三代九十年一度も耕作したことのない農地を賃借(占有)していたと、空港会社が強弁して強行された。空港会社は、それを根拠に現耕作地は「不法耕作」と言いがかりをつけて、「明け渡し」を求める裁判を提訴したのである。成田市農業委員会から県知事堂本の耕作権強奪−「許可決定」にいたる過程でも、この裁判をふくむ市東氏の農地に関わる裁判でも、市東氏は「四一−九を耕作したことがない」ことを一貫して主張してきた。このことを一切無視して、農地強奪攻撃が続けられてきたのだ。空港会社の訴状にも「占有している」と主張されているのだ。「占有」していない土地をどうして「明け渡す」ことができるのか!こんなデタラメな裁判はない。
 なぜこんなデタラメなことが起きるのか?ひとつに、裁判の前提そのもの=「耕作権解除決定」そのものがデタラメきわまりないものであり、事実にもとづいていないということだ。「四一−九」を市東氏は耕作したことがないというのが「客観的事実」だからだ。空港会社が百八十度デタラメなでっちあげを主張しているからにほかならない。だからこそ、そのボロがポロリと出てしまったのだ。ふたつに、こうした敵の破綻を、市東氏を先頭とする反対同盟、弁護団、傍聴団の全力の闘いが強制したということだ。みっつに、空港会社代理人らは、「国策裁判だから何とかなる」と、完全に「開き直って」いるということだ。
 弁護団は、「訴状には『占有している』と書いてある。いつから変わったのか」 [だから証拠を全部出せと言っている」と徹底追及する。裁判長多見谷は、「占有がないなら明け渡しの……」としどろもどろになりながら助け船を出そうととするが、後の祭りだ。市東氏が手をあげて、「四一−九は九十年間一度も耕作していないことを、わかっておいていただきたい」とだめ押しする。裁判長も 「航空写真でもそれは確認できます」と答えざるをえない。反対同盟、弁護団、傍聴団の一体となった公判廷を揺るがす追及に、空港会社はぐうの音も出ない。また動揺した多見谷も、本音をポロリと出して「次回公判で終わりにしましょうか」なる「どう喝」ならざる「どう喝」、「失言」をおこない、この裁判が階級裁判そのものであることを満天下に露呈した。さらに「冗談」に紛らわせようとして、「柳田法相の失言辞任と同じだ」などと法廷中の弾劾を浴びることとなった。冗談ではない。農民の生死のかかった裁判を「冗談ごと」ですまされてたまるか。
 弁護団の求釈明に一切答.えず、「事実」にふたをしてすまそうとする空港会社代理人に対して、多見谷も「占有の件を文書で次回回答を」ということでこの場を収拾せざるをえなかった。農地強奪のための裁判など粉砕あるのみだ。
 公判後、鈴木謙太郎氏の司会で報告会がおこなわれる。
最初に市東氏が、 「今年は一年間いろいろ、わたしの逮捕などいろんなことありました。来年もっとたいへんなことが起こると思います。みなさんとともにいっしょにがんばっていきたい」と訴えた。
弁護団各氏が報告と決意にたつ。「現闘本部裁判で、用地交渉の経過をすべて出させた。事実を明らかにさせよう。この裁判で突破口を切りひらこう」「来年ますます攻勢的に攻めていきたい。いま情勢が朝鮮戦争突入情勢になりつつあるなかで、三里塚の力で右翼ファシズム的な雰囲気を打破して、戦争突撃を阻止していく」「早期に裁判を終結させたいという裁判長の露骨な真意が明らかになった。それを許さず、徹底的に裁判闘争を闘っていきたい」と、闘う決意が明らかにされた。
 最後に北原鉱治事務局長が、まとめの発言として「藤崎を証人として出せばいい。そうすれば、一目瞭然です。こんなデタラメな裁判では、日本の未来がない」と、さらなる闘いへの決起を訴えた。
 われわれは、裁判のデタラメさに対する怒りと闘いの勝利感をもって、「今年最後の裁判」を闘いぬいた。市東氏農地強奪を許さず、闘いぬこう。

工事強行を粉砕し空港廃港へ進撃しよう

市東氏宅周辺での「第三誘導路」工事を阻止しよう

 空港会社は、団結街道封鎖以降、市東氏宅周辺での「第三誘導路」工事を激化させている。
 一方的な団結街道廃道=封鎖によって、市東氏は、以前であれば団結街道を通って五百メートルであった畑までの距離が一千八百メートルにされ、三倍以上の距離・時間をかけて往復し、さらに交通量の多い朝夕の時間帯では一時間に四、五百台の車の通過するピンカーブを曲がらざるをえないという日々の危険にさらされている。さらに、周辺工事では土砂を満載したダンプが行き交い、フェンス内では重機をつかった工事がおこなわれている。「第三誘導路」が旧小見川県道を横切るためのトンネル化、そのための「切り回し道路」の建設工事が続けられている。
 そもそも、「第三誘導路」計画そのものが、一つの滑走路に三本の誘導路というデタラメきわまりない計画である。市東氏宅・畑を空港のコンクリートで埋め尽くし、排ガス・騒音・激震で追い出そうというとんでもない営農・生活破壊−たたきだし攻撃にほかならない。空港会社は、その「切り回し道路」の二月開通を一方的に市東氏に通告してきた。絶対に許すことはできない。
 こうした三里塚闘争・反対同盟つぶし、市東氏の営農・生活破壊−たたきだしのための日々の工事に反撃をたたきつけよう。反対同盟とともに闘った団結街道廃道化阻止の闘いをひきつぎ、あらためて団結街道廃道への怒りを燃えあがらせ、報復・反撃の闘いを闘いぬこう。福日労の六年にわたる現地派遣・集中、「障害者」「病者」の決起などをひきつぎ、全国の労農水「障」学の力で現地集中−現地攻防を強化・拡大し闘いぬこう。
 何よりも、四十五年の実力闘争・武装闘争の地平をひきつぎ闘いぬかなければならない。
 三里塚闘争は、空港建設という「国策」と真っ向から対決し、非妥協で闘ってきた。七一年東峰十字路戦闘(三警官せん滅)と大木よね氏の不屈の闘魂−「せんとうせんげん」に示された闘いの思想は、三里塚闘争の金字塔であるのみならず、日本階級闘争・革命運動の展望を切りひらいた。
 東峰十字路戦闘は、圧倒的な力を誇示する国家権力=機動隊に対して、労働者や農民が手に武器を持ち闘うなら勝利できることをさし示した。「権力万能神話」をうち砕いた。大木よね氏は「せんとうせんげん」の中で、「くそぶくろとみのさんの残した刀」で武装し、「はんたいどうめいさ身あずけた」と闘う団結=コミューン的団結をもって闘うことを明らかにした。
 武装闘争と闘いの勝利、三里塚の闘う団結=革命的労農水「障」学−全人民共闘のその先に「新たな社会」をかちとることができるのだ。
 こうした地平は、反対同盟と三里塚闘争に脈々とひきつがれている。幾多の決戦戦闘がそうであったし、故戸村一作委員長の遺訓「団結し闘えば必ず勝つ」(故鈴木幸司氏もくり返し、この言葉を勝利の核心点として語っていた)や故市東東市氏の「代執行来るなら来い」「女房と屋根にのぼって闘う」などの固い決意と闘い、市東孝雄氏の「俺たちは本気だ」という不当逮捕をものともしない闘いと「市東氏に続け」の団結街道攻防にも核心的にひきつがれている。さらに、革命軍の三・一空港本体に対する迫撃弾戦闘にもひきつがれているのだ。だからこそ、それぞれの闘いは、敵の攻撃をうち返し、波及力を持ちえたのだ。なんとしても、そういう闘いをやろう。
 三里塚闘争支援連絡会議は、十二月十九日に「第三誘導路」工事粉砕の緊急闘争をよびかけている。三里塚現地に大結集をかちとり、「第三誘導路」工事を実力で粉砕しよう。実力闘争・武装闘争と革命的労農水「障」学1全入民共闘で三里塚決戦に勝利しよう。空港廃港をかちとろう。


「三里塚に勝って戦争を止めよう」

朝鮮反革命戦争突 撃を粉砕しよう

 恐慌の進行のなかで、帝国主義ブルジョアジーどもは、労働者入民に対して首切り・賃下げ−大合理化攻撃をもって一切の矛盾をおしつけ、自らだけは生き延びようとしている。それに対する労働者人民・被差別大衆の不平・不満の噴出−闘いの爆発に対しては、文字どおりの反革命弾圧−組対法攻撃などをしかけ、三里塚・狭山・国鉄など拠点破壊、戦闘的大衆運動・団体、そして核心的には革命党破壊でのり切ろうとしている。天皇(制)攻撃、「有事」・改憲攻撃など戦争とファシズムにむけた攻撃を強め、天皇のもとへの反革命国民統合−「城内平和」の暴力的創出をもって戦争へ動員しようとしている。
 「釣魚台問題」、ロシア大統領の「北方領土訪問」など「領土間題」や、さらに「北朝鮮と韓国軍による砲撃戦」をテコにしながら、帝国主義者どもは排外主義を煽り、さらに核空母ジョージワシントンを派遣し米韓合同演習を黄海で、引きつづき日米共同演習を九州西方や沖縄沖で強行し (日米韓の集団的自衛権行使へのふみこみ)、安保強化につき進み、戦争挑発を継続している。田母神や「在特会」など右翼ファシストが活性化し、ファシズム大衆運動の組織化にのり出している。
 三里塚闘争は、闘いの当初から「軍事空港反対」をかかげ、「空港絶対反対」の内容の一つの大きな柱として闘ってきた。現在の恐慌、戦争・ファシズム(に向かう)情勢下、反戦・反権力の砦として四十五年間闘いぬいてきた三里塚闘争の真価が間われるときだ。
 「第三誘導路」建設、天神峰現闘本部破壊、市東氏農地強奪など「完全空港」化の攻撃は、第一に、朝鮮反革命戦争のために四〇〇〇メートル級二本の「軍用滑走路」を整備し、三里塚空港を出撃・兵站基地化しようという攻撃である。米軍は、成田空港を朝鮮半島「有事」のさいの戦略的な空港として位置づけている(作戦5027)。「五十万の米軍を成田を経由して朝鮮半島へ送り込む」方針なのだ。「周辺事態法」が発動されれば、すぐさま日帝もそのための作戦計画遂行の先頭にたつことになるのだ。
 第二に、反戦・反権力の砦=三里塚を破壊しようとする攻撃である。戦争突撃と対決し、弾圧をうち砕き不屈に闘う三里塚、三里塚決戦の爆発は、戦争に突撃しようとする日帝にとって脅威にほかならない。三里塚闘争を破壊することぬきに、敵は戦争に突撃できない。だからこそ、三里塚闘争と反対同盟つぶしのために、「完全空港」化攻撃が強められているのである。市東氏農地強奪も戦時徴発の内容をもってかけられてきている。
 反対同盟の「三里塚に勝って戦争を止めよう」というよびかけにこたえ、「完全空港」化攻撃をはね返し、三里塚から革命的反戦闘争の火柱をぶちあげよう。

「24時間化」「30 万回化」を許すな

「羽田国際空港化」が進められるなかで、「成田沈没」のキャンペーンがおこなわれ、千葉県や周辺自治体、地元利権屋どもが「もう甘い汁は吸えない」と危機感をつのらせ、成田空港の「年間発着回数三十万回化」「二十四時間空港化」の大合唱をくり広げている。
 羽田空港再拡張にともない、十月末から国際線定期便の就航が拡大し、深夜早朝の大型便が増えた。十二月千葉県議会で、浦安市などでの航空機騒音被害に関する報告がおこなわれた。県知事森田は「今後も改善かみらわない場台は関係町村と連携し改善を要請したい」と述べた。地元成田周辺の騒音被害・生活破壊をいっさい省みず成田空港建設を推進し、またさらに「第三誘導路」建設を進めようとしているのが県知事森田だ。そんな輩が、羽田発着の航空機の千葉県上空通過を「ネタ」にしてごねて見せているのだ。空港で被害を受ける住民などお構いなしの利権あさりそのものだ。
 さらに県議会では、成田空港「発着枠三十万回化」にともない、空港東部・南部地域の山武市と多古・芝山・横芝光の三町の経済波及効果について(〇七年比で)約六百八十億円の効果が発生し、税収効果も十一億二千万円増となる、と明らかにした。しかし、開港以来三十二年間、空港周辺地域にもたらされたものは騒音と排ガス、環境破壊と航空機事故の危険、廃村化の進行であった。潤ったのは、空港利権をあさる輩どもだけだ。これも「完全空港」化のためのキャンペーンにほかならない。
 日航が破綻して、資本の生き残りのために労働者の「整理解雇」が強行されようとしている。日航をはじめ各航空会社の全国地方空港からの路線撤退、減便など航空需要が急速に落ちこんでいる。それを効率化=利益(資本のもうけ)だけを追求する安全性無視の「格安航空会社」の誘致によってのり切ろうと躍起となっている。この三月から、成田空港の「年間発着回数」を「二十万回から二十二万回」に増やしてみたものの、需要をそこまで伸ばせないありさまだ。にもかかわらず、「完全空港」化につき進むのは、そのことが資本主義の延命と戦争突撃に死活的に結びついているからだ。日帝のアジア反革命盟主化のために、「ハブ化」は絶対的であり、成田をはずすわけにはいかないし、はずそうとも考えてはいない。「成田か羽田か」ではなく、「成田も羽田も」という選択肢しかないのだ。

農業つぶし・農民殺しのFTA・TPP粉砕

アジア太平洋経済協力 (APEC)首脳会議で、菅は「鎖国か開国か」をかかげて、「開国」つまり環太平洋戦略的経済連携協定 (TPP)参加へつき進む意向を明らかにした。関税を撤廃し輸出を増大させることで、大資本を生き延びさせ、資本主義の危機を突破しようとしている。そのためには、「農業はつぶれてかまわない」「農民は死ね」という攻撃にほかならない。農業部門での競争の激化は、一方で労働者の競争・分断を激化させ、合理化−搾取・収奪を極限化させる。農地法改悪で、企業による農地取得が可能になった。さらに資本の農業参入を促進するために、さらなる農地法改悪がもくろまれている。資本は農地を強奪し、農民をたたき出し、農業を工場化しようとしている。「農地を武器に」「国策」=空港建設を実力で阻止してきた三里塚闘争こそ、農業つぶし・農民殺しの自由貿易協定(FTA)・TPPに反撃する拠点である。労働者・農民の連帯し闘う拠点である。 三里塚人民抑圧空港廃港へ闘いぬこう。戦争・首切り・農業破壊の菅連合政府を打倒しよう。朝鮮反革命戦争突撃粉砕。完黙−非転向で闘う獄中同志と結びつき、獄中−獄外の共同した力で、<三里塚・組対法決戦>に勝利しよう。ともに闘いぬこう。

(「解放」971号 【空港廃港決戦の大爆発をかちとろう】)
posted by 三千光年 at 13:22| Comment(0) | 三里塚闘争 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


           
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