2011年08月21日

8.6天神峰現闘本部破壊・撤去を弾劾する

「国策」推進人民抑圧機関の裁判所を許さない
現闘本部破壊の下手人たちに反撃・報復する
本部破壊に連なる市東氏農地強奪策動を実力・武装闘争で粉砕するぞ


 八月六日、日帝国家権力は深夜三時すぎから天神峰現闘本部破壊攻撃を開始した。三里塚現地勢力は、この間の監視活動で培ってきた策敵能力を発揮し、敵の攻撃の初動の時点で摘発。反対同盟、支援連はただちに現闘本部直近に駆けつけ、夜明け前の闇のなかで.攻防を開始した。
 空港会社は半月ほど前、現闘本部から数十メートル離れた地点に盛土し、鉄板を敷いて「見晴らし台」をつくった。ここに夜陰に乗じて権力−機動隊・公安警察、民間ガードマンたちとともに、成田空港会社職員らがコソコソと集結し、夜明けとともに強制執行を発動したのだ。
 反対同盟と支援連そして夜中の急襲の報を受け三里塚に駆けつけた仲間たちは、終始一貫満腔の怒りを叩きつけ闘いぬいた。この怒りを全国に波及させ、全国労農水「障」学の闘いと結びつき、現闘本部の破壊からさらに市東さん農地強奪をたくらむ一切の攻撃をうち破る圧倒的な闘いを組織していこうではないか。はらわたがちぎれるような怒りを、 「前進の糧」にして空港廃港へ、日帝打倒へとつき進んでいこいう。

金と暴力で、夜襲をかけなければできない「国策」事業=成田空港建設の暴虐を弾劾する

 八月六日の現闘本部破壊は、一から十まで国家権力の力のゴリ押しそのものだ。
 そもそも成田治安法が適用されたままの現闘本部を、空港会社は反対同盟にとり壊させるように千葉地裁に提訴した。出発点から理不尽きわまりない裁判を、反対同盟先頭に必死に闘った。しかし一審千葉地裁仲戸川、二審東京高裁井上は空港会社の言いなりの判決をうち下ろし、二審においては「仮執行」宣言まで付加した。われわれの怒りに恐怖した裁判長井上は、なんと東京高裁庁舎内に権力機動隊、公安警察を大量に招きいれ、傍聴団に対し五十名の不当逮捕という前代未聞の大弾圧をかけて逃亡した。仮執行宣言により、上告して最高裁判決を待たずに、現闘本部の破壊が法的に許されたのだ。
 執行命令を下した千葉地裁藤山にいたっては、八年にわたる現闘本部裁判の争点などなんの思慮もなく「はじめに結論ありき」の強権発動をおこなった。反人民性を「法律」で粉飾し労働者人民をひれ伏させ、しかし不屈の闘いに追いつめられたらすぐ牙をむいて国家暴力を背景に労働者人民のまえにたちはだかる機関=裁判所の化けの皮を剥がし、徹底的に暴露・弾劾する。
 国家の横暴そのものの判決と執行決定であるがゆえに、執行は国家暴力なしにありえない。なんと六日未明の三時すぎ、闇にまぎれて権力機動隊、公安警察が現闘本部を囲む鉄板フェンス内に続々と集結。そして異様なくらい多くのマスコミ関係者が中継車のアンテナを立てはじめた。この状況を確認した現地行動隊の同志はただちに反対同盟・支援連に報告し、反対同盟宣伝カーで現闘本部直近まで迫り、闇をついて断固たる弾劾の声をあげていった。つづいて現行隊、全学連の同志たち、反対同盟諸氏、支援連の仲間たちがつぎつぎとかけつけ、弾劾行動を開始した。午前四時三十分ころ、権力はわれわれがもっとも接近するであろう本部直近のフェンスの内側に、鉄パイプで組んだものをクレーンを使って二ヵ所設置した。これが千葉県警の公安刑事どもが十数名ほど上がり、ビデオカメラなどで弾圧ネタをでっちあげるための「お立ち台」だった。自分の顔を撮影されたり、何かをぶつけられたりするのを死ぬほど怖がっている公安刑事たちは、パイプに取り付けられた透明のアクリル板カバーの向こうで暑苦しく密集していた。
 そして、現闘本部から少し離れた盛土で造られた「見晴らし台」の上に機動隊車両はじめ複数の車両が停車し、権力、空港会社職員らが集結し、指揮と見物をはじめた。しかしこの中に執行官が潜み執行を発動したのかどうか明らかではない。
 午前五時、ユンボが二台(一台には西森土建と明記)現闘本部に近づきオレンジ色のアームを延ばし三階から破壊を開始した。弾劾のシュプレヒコールをたたきつけるわれわれの部隊が対峙する側と反対の外壁から崩し、周辺の立木を残し一階部分にある証拠物である中の木造建物を見せずに破壊する(市東さん宅にある反対同盟のヤグラからも見えない)というとんでもないやりかたを行使した。悪知恵の限りをつくしている。
 満を持して北原鉱治事務局長がマイクを握った。「現闘本部はわたしの名義になっている。成田市に固定資産税も払っている。法律にある生きる権利、表現の自由、言論の自由とかが一切無視されて今日の闘いになった。この団結小屋は同盟、全国の人々の思いがこめられている。これが人間のやることか。この空港は暴力によって造られた。今日の団結小屋破壊も国家暴力と呼ばずして、何と呼ぶのか。作業している労働者は、いまおこなっていることが一体どういうことなのか知ってもらいたい。人間として良心があるならば、こういう作業は避けるべきではないか。わたしたちはこの小屋がなくなったところで、消耗するわけではありません。これを新たな怒りに変えて、人々の希望の持てる世の中にしていく。われわれが、日本の未来をさし示す。われわれが将来の道を切りひらく。今日一日弾劾行動を続けます」ときっぱりと宣言した。
 弾劾の嵐のなか、午前十時ユンボが最後の壁をひき倒した。
 「債務者」とされる反対同盟に何の通知もよこさず、立会もさせず、通常ありえない夜明けの執行を強行し、まだ係争中の反対同盟の建物を証拠隠滅−破壊消滅させたのだ。
 最高裁もクソもない。これが国家権力の本質だ。だれが執行官なのか。いつ、どこで、だれに向かって執行にあたっての「文言」を読みあげたのか、一切秘密にしている。実のところ、執行官がいたのかどうかさえ明らかではない。
 これこそ戦争とファシズムの突撃下、世界恐慌と三・一一をメルクマールとした日帝国家権力の、国家に屈服しない闘う人民に対する恐怖と憎悪の現れだ。三里塚闘争四十六年、不屈非妥協を貫いてきた闘いだからこそ、八・六国家の蛮行をひきずり出した。
 さらにこの日は、広島に原爆投下を受けてから六十六年、全国から反戦・反核をかかげ闘う労働者人民が広島に結集し闘う日だ。だから敵がこの日を三里塚が「手薄」になる日と踏み、現闘本部破壊の日に設定したとしたら、あまりにも極悪だ。本年三・一一福島第一原発事故を経て、福島を中心とした東日本の労働者、農民、酪農家、漁民は取り返しのつかない深刻な放射能汚染の打撃を被りつづけ、怒りは沸点にたっしている。この原発への怒りが広島・長崎に結びつき、反戦・反核・反原発の闘いのうねりとなって日帝を締めあげる闘いになることは火を見るより明らかだ。そしてこの闘いに、国策事業たる空港建設と身体を張って四十六年にわたり闘いぬき、「空港完全」化を阻んでいる三里塚闘争は徹底非妥協で同じ敵にたち向かうという一点で、必ず連帯・合流する。三里塚四十六年の国家と非和解・非妥協の闘いこそが、福島の被災労働者人民の苦痛や怒りの声を、声なき声まで聞き取り、共感し、ともにたちあがる力をもっている。三里塚への八・六蛮行は闘う労農水「障」学の怒りを倍加し、早晩日帝自らの首を絞めるものとなるのだ。
 われわれは八・六の怒りを胸に刻みつけ、勝利するためにさらに闘いぬく。

畑にて、破壊弾劾記者会見をおこなう

 われわれは今回の攻防のなかで、三里塚に関わったマスコミ集団に対してきつちりと見すえ、警告しておかねばならない。彼らは、まちがいなく事前に強制執行の日時を権力、あるいは空港会社から教えられ知っていた。マスコミ集団のたち振る舞いは独自性がなく、八・六の数日前から各社が競って現地に入りこみ、同盟への取材、ヨヤグラからの撮影をおこなった。「来週にもありそう」という撹乱情報を流したり、取材に応じる反対同盟が「いつやって来るか知ってるの?」と尋ねると「とんでもない、僕たちが教えてほしいです」と厚顔無恥にウソをついた。マスコミは反対同盟ににウソをつくな。ウソをついたことをあやまれ。生涯をかけ、生死を賭して闘う存在への取材は、おのれも生死を賭して取材しろ。問題意識も、批判精神もない「記者」は、「口帝国家権力の情報操作の使い捨てのコマにすぎない。
 今回の現闘本部破壊計画の立案者(権力と空港会社)は、あれやこれやの悪知恵を絞り出しマスコミの使いかたもちゃんと絵に描いていた。現闘本部破壊の状況を公共の電波や紙面をとおして全国にたれ流し、「三里塚の終焉」を演出しようとしたのだ。彼らマスコミ集団は、すっかり国家の下僕となって「本部破壊の絵」を撮り、反対同盟から「敗北の言葉」をひき出そうと闘いの現場をうろついていた。
 このような輩を相手に、午前十時三十分から、市東さんの畑で「記者会見」をおこなった。反対同盟諸氏と早朝から駆けつけた弁護団が一知半解、生ぬるい記者を圧倒して、断固たる見解を明らかにした。
 反対同盟事務局次長萩原進氏の司会のもと、最初に北原事務局長が発言した。「法律を守らなければならない裁判官が法を破っている。日本の法律はどこへ行ってしまったのか。現闘本部の撤去はまったく違法である。もう信じるものはない。裁判所は片側(空港会社)しかとりあげない。それが成田の四十六年であった。このままにしておいたら、日本はどうなる。報道関係のみなさんは、今日の場面を見て何が真実であるのか、何が正しいのか、わかっていただきたい。これからも闘う拠点はいっぱいある。今日を前進の一歩として、闘いつづける」と淡々と力強く述べた。
 弁護団から、一瀬弁護士が「今日の暴挙を怒りをこめて弾劾する。破壊攻撃そのものがまったく違法、憲法違反。現闘本部は一九六六年以来地上権が設定されていたと裁判で訴えてきた。地上権がある限り存続させていく権利は明確にある。まったくデタラメな裁判がおこなわれ、デタラメな判決が出され、弁護団として怒りに耐えない。今回のやりかたをもって、成田空港建設に対する再度の怒りが全国民的規模で必ず出る。空港反対闘争は空港廃港まで永続的な闘いを存続していくことを確信する」と述べた。
 つづいて長谷川弁護士が「空港会社の職員に対し、顧問弁護団として『執行官に会わせてほしい。執行官による執行であるからこの事態について説明していただきたい』と申し入れた。警察が連絡して出てきたのは執行官でなく、空港会社の職員と称する者。性も名乗らなければ、身分も証明するような物も示さない。執行官がいるのかどうか聞いても答えない。一切明らかにしない。国土交通省の封鎖についてどうなのか聞いても、必要ないと明らかにしない。これが彼らのやりかただ。法治国家と言っている彼らの自殺行為だ。最初の裁判から執行まで全部デタラメ。正義もなにもない。今後も闘っていく」と怒りをもってデタラメな執行を暴露した。
 つぎに遠藤弁護士が「民事執行法には授権決定の執行に際して、債務者(=反対同盟)か代理人を立ち会わせなければならないという条文がある。重大な違法だ。執行に抗告、特別抗告して、その結果を待っているところで、結論がまだ出ていないにもかかわらず実力行使した。断じて許せない。ましてや、八・六広島に原爆が投下された日にやってきた。元社長黒野は何のために謝ったのか、みなさん書き立ててほしい。廃港までがんばる」と、それぞれ弁護士が不当性を明らかにした。
 質疑応答にはいる。「壊されるところを見て、どう思いましたか」などと平気で聞いてくる記者に、萩原氏から「逆にこれを見て、どう思うか聞きたい」と切り返され、記者は絶句した。自分が何者でもなく、何も考えなくてもいい立場にあると思っているから、神経逆撫でのおしゃべりができるのだ。しかし破壊された当該ら逆に自分が質問され見解を問われた途端、壊れた人形のように固まってしまった。萩原氏はさらに「福島に行って福島の人たちにマイクを向け『がんばってください』って言えば、逆に聞かれる。『何をがんばるの』と。こういうことをわかってない」。
 記者たちは、自分に何の怒りも疑問も感慨もなく「やられてどう思ったか」ということを聞きだそうとするだけだった。
 締めくくりに北原氏から「われわれは何回もこういうことをやられてきた。今日の闘いは、われわれの前進の糧だ」と宣言した。

総括集会かちとる

 正午近く、闘う部隊は全員市東さん宅作業場前にひきあげ、集約集会をおこなった。
 司会に萩原事務局次長がたち、冒頭「あれだけ現闘本部の周りを囲いこんでもこんなデタラメなやりかたしかできない。それは彼らの危機の現れだし弱さだ。勝利したが、悔しさは悔しさとしてある。それを数十倍にして返してやろう」と、決意を明らかにした。
 つづいて北原事務局長が「今日のわたしなりの総括だけれど、確かにわたしたちは勝った。ここまで追いこんだ。三里塚から日本、世界を変えることができる。そう自負していい」と、胸を張って訴えた。現場に駆けつけた三弁護士から、「成田空港廃港の展望はわれわれがガッチリと握っている。今日のデタラメなやりかたを怒りに転化し闘っていこう」「執行官は土日は頼んでもやらない。五・二〇弾圧で完敗して、追いつめられている。今後もがんばる」「つねに声を出して、国策というものにはすべて反対していかなければならない」などと力強い決意が表明された。支援共闘団体の発言では、解放派を代表して反戦・全学連現地行動隊の同志が、「市東氏農地強奪を実力阻止し、八・一三〜一五福岡団結夏なつりの成功をかちとり、<三里塚・組対法決戦>を全国・獄中の仲間と結びついて前進させよう」と決意を明らかにし、天神峰現闘本部破壊に報復・反撃すると明らかにした。
 われわれは八・六現闘本部攻防戦を闘いぬき、これを「前進の糧」としてさらなる決戦場へ進撃していこう。
 八月三十日、市東さんの農地強奪を策動する行政訴訟・農地法裁判に結集し、裁判長多見谷の早期結審策動を粉砕しよう。現闘本部破壊の下手人=千葉地裁裁判官仲戸川・藤山徹底弾劾。「第三誘導路」工事粉砕。今秋九月手話実集会、十月三里塚全国総決起集会の大成功をかちとろう。
 獄中同志への虐殺攻撃粉砕。獄中同志を奪還し<三里塚・組対法決戦>に勝利するぞ。


(「解放」987号 【8.6天神峰現闘本部破壊・撤去を弾劾する】)


posted by 三千光年 at 15:48| Comment(1) | 三里塚闘争 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そんなに不満があるなら日本から出て行けよwwwwwwwwwwwww

主義主張があるならどうぞ
Posted by YAMADA太郎 at 2011年09月18日 17:31
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