2012年01月01日

沖縄防衛局長田中聡による沖縄差別・女性差別発言徹底糾弾

日帝の名護新基地建設強行宣言を許すな

 防衛省・沖縄防衛局長田中聡は、十一月二十八日夜の記者懇談会で、防衛相が普天間基地の辺野古移設に関する「アセス評価書」をいつごろ提出するのかという記者の質問に、「犯す前に犯しますよ、と言いますか」と発言した。日帝の本音をむき出しにした、沖縄差別・女性差別発言を徹底糾弾する。
 何よりもこの発言は名護新基地建設の強行を女性への性暴力の強制にたとえて、”有無を言わさず暴力を行使し自らの欲望を果たし屈服を迫る”と宣言したのだ。絶対に許すことはできない。

沖縄差別発言糾弾、歴史的な沖縄差別統合支配を許すな

 これほど日帝の沖縄差別統合支配−同化・皇民化攻撃の本質をあらわにした発言はない。日本帝国主義は、その成立過程から一貫して、”有無を言わさず暴力を行使し”沖縄への差別統合支配をおこなってきた。
 一八七九年三月二十七日、明治天皇ムツヒトの命により処分官松田道之は、「隣人と思えば乗ぜられる。敵と思われれば暴動が起こる。慎重を期せ。本性を表わすな」という意思致のもと、警官百六十余名、歩兵四百余名の軍事力をひきつれ「琉球処分」を断行した。
 日帝軍=皇軍は沖縄人民に対して、「皇室国体に関する観念、徹底しからず」「軍事思想に乏しく、軍人と為るを好まず」と罵倒し、「将来はイギリスのアイルランドにおける悔いを残す」 (部外秘『沖縄県の歴史的関係及人情風俗』沖縄連隊区司令部 一九二二年)と主張。沖縄戦強行にさいしては「強姦や掠奪は軍人の威信を失わせ、民心の離反もしくは反軍思想を誘発する有力な原因になる」「管内は、いわゆる『デマ』が多い土地柄…防諜上極めて警戒を要する」(石兵団会報綴(六十二師団)第四九号 四四年)と差別意識をむき出しにしてきた。
 これらに示されるすさまじい沖縄差別・女性差別が国家的組織的におこなわれてきたのだ。だからこそ沖縄戦−皇軍兵士による女性への性暴力の強制やスパイと言いなしての住民虐殺、軍命による「集団自決」が強制されたのだ。
 また田中は、「沖縄で米海兵隊が起こした火きな事故は沖縄国際大学のヘリ墜落ぐらい。嘉手納基地の空軍のほうが事故を起こしており、危険だ」とも発言している。在沖米海兵隊がこれまでどれほど多くの沖縄人女性を暴行し虐殺してきたのか。どれだけの沖縄労働者人民を”人間狩り”で虐殺してきたのか。実弾演習で市街地に弾丸や砲弾が打ちこまれ、戦車のパラシュート投下演習で女児が圧殺され、上陸演習で轢殺されるなど、例をあげれば数限りない沖縄労働者人民の生命を奪ってきたのだ。
 日帝敗戦で「本土」に「進駐」した海兵隊が暴行事件を続発させ、労働者人民の怒りの闘いが燃えひろがった。これにたいして、日帝は、五二年サンフランシスコ講和条約による「独立」と引き換えに、ヒロヒトの「天皇メッセージ」によって沖縄を米軍政下にたたきこみ、「本土」のすべての海兵隊基地を沖縄に移設した。現在にいたる「事件・事故」の元凶は天皇と日帝自身にある。ヘリや戦闘機が墜落することだけが問題なのではない。日常的な差別支配のなかで、沖縄労働者人民の生命が奪われてきたのだ。
 同時に発言の中で、普天間基地の移設について「防衛省内で県外移設先として九州のすべての自衛隊基地や佐賀空港を検討した。…地元に打診はしていない」といい、はじめから沖縄に強制するつもりだったと居直っている。
 さらに、「約四百年前は軍がなかったから(薩摩藩に)優攻された。沖縄に軍は必要で、 『基地のない平和の島』などありえない」とも発言している。すさまじい居直りの宣言だ。琉球に侵攻した側が、される側が悪いと居直っている。アジア侵略の十五年戦争を民直る天皇ヒロヒトも「米国に負けたから悪かった」と言い放ってきたが、まさにこの論理と同じだ。
 薩摩藩は、一方的な要求を琉球につきつけ、拒否されたことを口実に一六〇九年、侵略−征服により実質的な属領とした。そして奄美の「黒糖地獄」をはじめすさまじい搾取・収奪−貧困・飢餓のもとに沖縄・奄美人民をたたきこみ虐殺してきた。そこで蓄積されてきた原資が明治ブルジョア革命 (明治維新)の財源となってきたのだ。そして、「オイコラ」(薩摩弁)という言葉に象徴されるように、薩摩出身の士族が警察・軍隊などの治安機構に大量に登用され、支配を貫徹してきたのだ。
 田中のこの発言に貫かれているのは、沖縄戦体験−米軍政下から続く沖縄労働者人民の戦争・基地に対する怒りの闘いへの憎悪だ。日帝自らが七二年沖縄「返還」にさいして「核抜き・本土並み」などとデマキャンペーンしてきたことさえ「ありえない」として居直っているのだ。
 戦闘的な沖縄労働者人民は、十一月二十四日防衛省への抗議行動で、「『きちんと説明したい』などとい」う詭弁は聞きあきた。お前たちの言うことはもう何も信用しない。われわわの懲りは沸点に達している」と名護新基地や高江ヘリパッドを強行すれば実力で闘う」との怒りの宣言をたたきつけている。
 田中発言は、こうした怒りの闘いを鎮圧し強行するという宣言だ。
 二〇〇三年十二月、アキヒトもみずからを「島津氏」の血を受けている者とよび、薩摩藩島津の琉球侵略・征服以来の支配者の末商として〇四年訪沖に臨むことを宣言した。そして「国体護持」のために強制した沖縄戦での沖縄人民虐殺を抹殺し、「地上戦が行われ、非常に多くの、特に県民が犠牲になった」「非常に多くの血が流された」として天皇(制)と日帝の戦争責任をふたたび三たび居直った。
 アキヒトや田中の発言や発想に「薩摩藩・島津」という言葉がはいるのは偶然ではない。沖縄労働者人民が開始した、薩摩の「琉球侵略」四百年、日帝の「琉球処分」百三十年を焦点とした、日帝の歴史的な沖縄差別統合支配に対する闘いを、「鎮圧すべき」として対象化しているということだ。そして天皇制を頂点とした日帝国家権力総体が、近代ブルジョア国家として「日本」が形成されていく過程からの歴史的な沖縄統合支配を総括して、新たな攻撃をしかけてきているということだ。天皇アキヒトみずからが目的意識的に率先して沖縄労働者人民への同化・皇民化攻撃の先頭にたち、階級支配の危機のただなかで<戦争とファシズム>につき進むことを宣言してきた。そしてその突撃部隊として自衛隊がまさに皇軍として突出してきていることの現れである。

女性差別発言徹底糾弾、差別主義軍隊=日帝軍・自衛解体

 そして、女性への性暴力の強制に例えるという悪質さである。
 田中は同じ発言の中で「一九九五年の少女暴行事件で米軍高官が『レンタカー代があれば女を買える』と発言したがその通りで、そうすれば事件は起こらなかった」とも発言している。これは、九五年十一月に少女暴行事件を擁護し更迭された米太平洋軍司令官(海軍大将)の発言をさしている。これを擁護するすさまじい女性差別発言だ。これが”トモダチ作戦”と宣伝する日米両軍の連携の中身なのだ。
 何よりもこの発言に示されているのは、帝国主義軍隊=防衛省・自衛隊の本音だ。
 この懇談会自体が、田中自らが「オフレコ」「率直な意見交換」の場として設定したものだ。国家権力の暴力装置たる帝国主義軍隊=自衛隊は、女性差別・性暴力の強制・買春を当然の前提として賛美し、自らを正当化するという意思一致がなされているということだ。
 沖縄防衛局は十一月二十八日、田中発言を報道すると通告した琉球新報に報復として出入り禁止を通告した。その後田中は「ノーコメント」と居直り、沖縄防衛局も「報道陣との信頼関係が崩れた」と報道した側の責任だと居直った。
報道されているだけでも、自衛隊のひき起こしてきた「事件」は悪質である。沖縄では、〇一年には二等空尉が女子中学生を自分の車で拉致し、崖の上に追いつめて「抵抗すると海に突きおとす」と脅して暴行、その場面をビデオに撮影し執ように脅迫をくり返した。また〇五年には三等陸尉が銃剣道を使い、沖縄人民を傘で刺殺している。全国でも、〇三年長崎で自衛官四名がワゴン車で未成年の女性を拉致し暴行、〇六年北海道で基地内での上官による暴行事件を暴露した女性自衛官への嫌がらせ・解雇、一〇年神奈川で防衛大の自衛官三名が市街地で女性を集団暴行など、数多く発生している。
 元航空幕僚長田母神がアジア侵略を居直ってきたことに示されるように、全隊員にコンドームを配布したカンボジアPKO出兵以降、段階を画して人民虐殺の軍隊として強化されてきた自衛隊が、帝軍の本性として”女性への性暴力の強制を当然と居直り、人民を虐殺する軍隊”へとより強烈に再編されてきていることを示している。
 日帝軍=皇軍には、アジア全域で「軍隊慰安婦」を強制し、中国入民を”マルタ”と呼び銃剣での刺殺訓練や生体実験をおこなってきた許しがたい歴史がある。その皇軍将校たちを復帰させて設立された警察予備隊−保安隊−自衛隊は、このアジア人民虐殺の歴史を居直り葬り去りながら、ふたたび人民虐殺の軍隊として突出してきているのだ。このことが田中発言の根本にあるのだ。
 同時に、日帝国家権力−ブルジョアジー総体の本音でもある。十一月三十日に緊急に開かれた沖縄「県」議会米軍基地関係特別委員会で自民党沖縄「県」連は「酒も入ったオフレコの場での発言であり、ある意味でかわいそう」「政府はすぐに対応して更迭している」と擁護し抗議決議に反対した。しかし沖縄労働者人民の怒りがまき起こるのをみて、翌日の那覇市議会で一転賛成に回った。自民・公明は田中の「監督責任は免れない」として防衛相一川保夫(民主)の問責決議を国会に提出するとしている。
 しかし田中聡は、一九八四年に旧防衛庁に人庁し、防衛施設庁の建設企画課長や防衛省内局の広報課長を歴任、沖縄勤務は二度目、米軍基地問題にも精通している、という。ここに示されているように、自民党をはじめとした連合政府下で基地建設・土地強奪を進め、自衛隊の宜撫工作の先頭に立ってきたのだ。
 〇三年に報道された女性への「集団暴行事件」に関して、元総務庁艮官太田誠一、元首相森喜朗、官房長官(当時)福田康夫がこれを擁護し賛美、女性差別扇動をおこなってきた。
 自民党沖縄「県」連の本音は、これ以上沖縄労働者人民の怒りが広がることを恐れるがゆえに、”何とか抑えたい”ということだ。自民・公明の主張は、”政権を取り返す”絶好のネタとして利用しているだけである。
 田中を即日更迭しつつも「アセス意見書」の年内提出は既定方針とする野田連合政府の本音も同様だ。昨年前防衛相北沢俊美(民主党副代表)は「どんな困難があってもやり抜いていく」と仲井真との面談で発言してきた。伊江島での土地強奪に際して、米軍が「イエスと言ってもいい、ノーといってもいい。しかし立ち退かなければならない」と宣言し、火を放ちブルドーザーで家を轢き壊していった強制接収を想起させる宣言だ。
 こうした本音が「率直に意見交換」するなかでむき出しに出されたのだ。
 更迭・綱紀粛正などという”トカゲの尻尾切り”による幕引きを許さず、女性差別発言を徹底糾弾し、差別主義軍隊=日帝軍・自衛隊を解体せよ。

闘う沖縄労働者人民と連帯し名護・高江新基地建設実力阻止へ、12年天皇訪沖を阻止せよ

 日帝国家権力は、名護新基地・高江ヘリパッド建設が、沖縄統合支配の根幹に関わるものとして全体重をかけて攻撃してきている。そして沖縄労働者人民の基地・安保と天皇制に対する怒りと闘いを憎悪し、教科書問題もあわせて、その破壊につき進んでいるのだ。
 このなかで吐露された田中発言に対して、沖縄労働者人民の怒りの闘いがまきおこっている。
 田中発言が報道されるや、沖縄防衛局に対して即座に怒りの闘いが開始されている。防衛局を包囲する怒りの抗議行動がたたきつけられている。シュプレヒコールが建物内にも響きわたり、連日抗議、辞任要求の電話が終日鳴りつづけ、機能停止状態に追いこんでいる。防衛相一川の来沖に対する抗議行動をはじめ、連日抗議闘争・集会が闘われている。「相手の感情を無視し、力でねじ伏せる、という政府に根付く差別主義を、局長は『見事』に言い表した」と怒りの声がたたきつけられている。
 脅し、すかし、札束で頬を叩き、土地強奪と買収を進め基地建設を進めてきたのが沖縄防衛局だ。「契約に応じてもらえないと判断した」なら、ブルジョア法手続きさえも省略し、強制使用手続きをおこなってきた。使用期限が過ぎても「暫定使用」「代行採決」などで永続的に強制使用ができる法改悪をとおして<基地の島>を強制してきたのだ。形式のみになった公開審理においても、反戦地主の追及に「審理にそぐわない」と門前払いで回答拒否をおこなってきたのだ。
 普段の尊大さに此して、防衛局職員は「突然のことで理解が追い付かない」「県民の目が気になり、職員と名乗れない」「プライド自体が崩された」などと泣き言をたれている。これに危機感を持った沖縄防衛局次長及川博之は、「動揺せず、これまで以上に職務にまい進しよう」などと職員に意思一致している。
 沖縄労働者人民の闘いが燃え広がるなかで、「県」議会や市町村での抗議決議がつぎつぎにあげられ、防衛相一川への辞職要求が決議されている。
 日帝は焦りにかられながら、それでも基地建設強行につき進もうとしている。
 田中発言報道の直後、防衛局は東村高江でヘリパッド建設工事強行を策動した。
 三十日に急邊訪沖し知事との面談をおこなった防衛事務次官中江公人は、田中発言についての「謝罪」につづけて、「従来の方針に沿って、より一層誠心誠意進める」とぬけぬけと言い放ち、辺野古移設にむけた「環境アセス」評価書の年内提出を宣言している。
 十二月一日には防衛相一川が、「普天間基地全面返還」の契機となった九五年の少女暴行事件について「正確な中身は詳細に知らない」と答弁し、それに居直って六日には「防衛大臣としての本来の責任を問われる致命的なものはない」と発言した。
 八日には、民主党を除く沖縄出身国会議員六名の申し入れに対して、首相官邸は面談を拒否し門前払いしている。
 また二日には、これまで契約に応じてきた県軍用地等地主会連合会(土地連)との地代交渉にさいして、防衛省が「事務手続きの参考」として提出させた三万八千人の意向調査のための更新同意書のコピーをもって「地主同意と見なすことも可能」と契約更新手続きの強行を宣言している。
 まさに、だまし討ち、居直りと国家暴力による基地建設強行が既定方針なのだ。
 沖縄労働者人民の”沸点に達する怒り”に連帯し、沖縄差別発言・女性差別発言糾弾−名護新基地・高江ヘリパッド建設阻止の闘いにたちあがろう。「コザ決起のようになる」という戦闘的な沖縄労働者人民の傲にこたえ、安保粉砕、日米帝国主義軍隊解体・軍事基地解体の実力闘争をたたきつけよう。防衛省・沖縄−全国の基地を包囲し突入し解体しよう。実力闘争・武装闘争で勝利の展望を切りひらいてきた三里塚の闘いに続け。「本土」−沖縄つらぬく革命的共同の闘いで闘いぬこう。
 同時に、一二年天皇訪沖を実力で阻止する闘いに決起しよう。薩摩の琉球侵略や日帝の「琉球処分」を想起させる、自衛隊=皇軍を前面におしたてた天皇訪沖を阻止しよう。新たな同化・皇民化=反革命国民統合攻撃を実力で粉砕しよう。「『命どう宝』の沖縄イデオロギーとの対決」と主張する<天皇の赤子>=同化主義反革命革マルを解体しよう。 「『慰霊の日』粉砕」を叫ぶ木元グループを一掃しよう。戦争突撃下で跳梁するファシストを撃滅しよう。


(「解放」第995号 【沖縄防衛局長田中聡による沖縄差別・女性差別発言徹底糾弾】)
posted by 三千光年 at 05:14| Comment(0) | 沖縄解放闘争 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


           
お売りください。 ブックオフオンラインのインターネット買取 / A8.net / Color Me Shop! pro / 『週刊ダイヤモンド』最新号購入&定期購読 / 僕も出会いたい。NOEL / お金がない?それは財布のせいではないですか? / 店舗価格21,000円のダイエット商品を無料贈呈 / ないものはない!お買い物なら楽天市場 / シルク下着なら【シルクル】 / 骨盤ダイエットがポッコリお腹を撃退! /<--まぐまぐ--> まぐまぐ!マーケット / 全国版建設専門紙の日刊建設工業新聞 / 【炭皇きわみ】炭パワーで毒だしダイエット!【激安】 / ドクターコーヒー / 無料でできる!ほったらかしでOK!ネットで稼ぐ、超シンプルな方法♪ / みちのコンセプト
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。